船町diary

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山下達郎 Rising Sun Rock Fes 2018ライブレポート

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山下達郎のライジングサンロックフェスへの出演は過去2回あった。

初出演は2010年。夕暮れ時のサンステージで演奏していて、誰もが知る定番曲から、WINDY LADYや砂の女など、かなりコアな曲まで演奏していた。

最後に演奏した"さよなら夏の日"に感動して以来、単独のコンサートに参加するくらいのファンになった訳なんだけれど。

 

2回目の出演は2014年。達郎氏は自身のマニアックツアーの真っ最中で、セットリストもそれに準じていた。プラスティック・ラブ、ピンクシャドウなどフェスで聴けるなんて贅沢だけど大半のみんなはわかってくれないような曲も演奏していた。

出演時間とステージも前回と大きく違って、深夜のRED STAR FIELD。

 

そして3回目の出演が今回の2018年。舞台は8年ぶりのサンステージ。時間も18:00〜と初回出演を思わせるロケーション。

今回も期待を裏切らず最高のステージングだった公演をレポート。

 

 

1.セットリスト

01. Loveland, Island(一部のみ)

02. SPARKLE

03. THE THEME OF BIGWAVE

-MC-

04. ミライのテーマ

05. 僕らの夏の夢

06. JOY TO THE WORLD〜クリスマス・イブ

07. BOMBER

08. 硝子の少年(short)

09. ハイティーン・ブギ(short)

10. アトムの子(以降、コーラスに竹内まりや)

11. Loveland, Island

-ステージ前で挨拶-

12. 恋のブギ・ウギ・トレイン

13. さよなら夏の日

 

2.ライブレポート

前回サンステージで出演したときと違って、石狩の会場ではずっと止まない霧のような雨が降っていた。18:10の開始時間になってもまだギターの調整が終わらないのか、スタッフがあのブラウンのテレキャスターを使ってサウンドチェックをしていた。

 

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開演予定時間を5分くらいすぎた頃、2018年のコンサートツアーでも使われているREBORNを基調にした入場SEが会場に流れ、いよいよ4年ぶりのライジングサンのステージが開演。SEのあとに間髪入れずにSPARKLEかと思いきや、Loveland, Islandの間奏部分が演奏される。8年前のサンテージ出演時と同じ演出をしたのか、はたまた雨の影響が各楽器で出ていないかをチェックするためのセッションだったのか。

達郎さんの合図で全楽器、コーラスを一斉にブレイクし、SPARKLEのイントロのカッティングギターが鳴り響く。何度聴いても鳥肌が立つ瞬間だ。

65歳になっても30歳の頃にように声の調子がいい、とツアーのMCで話していたとおり、この日も「7つの〜」から始まるハイトーンがしっかり出ている。

山下達郎です!こんにちは!」

続いての曲は2014年の出演時のオープニングで使われていたTHE THEME OF BIGWAVE。伊藤広規の粒の揃ったベースラインが心地良い。

フェスの音響ではどうしても低音楽器の音を強くしすぎて音がぼやけてしまいがちだけれど、この日の山下達郎ステージの楽器のセッティングはとてもバランスが良くて、ベースやドラムの音がしっかり響いていた。

 

「ライジングサンには4年ぶりの出演です。今回はいよいよ私が最年長になりました。学園祭で先生がやっているような感じですが、若い人に負けないように頑張ります!雨振らないって言ってたのにな。けどそんなの関係ねえ、なんぼのもんじゃい。珍しく新曲がでましたので、新曲をやらせていただきます。」

そう話してミライのテーマへ。

年を経て逆に原点へ回帰してシュガー・ベイブ時代を感じさせる曲になった、とワンマンのMCで話していたとおり、SUGAR BABEのパレードやDOWN TOWNを感じさせる。おそらく今年の大御所枠として呼ばれているはずだが、懐メロじゃない現役シンガーとしての挟持を見せる。

「新しい曲の次は古い曲を」

と短いMCを挟んで演奏したのは僕らの夏の夢

山下達郎の40年のキャリアを考えればこの曲でも全然新しい方なんだけれど・・・フェスに来ている若い年代からしてみれば十分古い曲の部類なのかもしれない。近年できた曲ではかなり気に入っている、といつだか語っていたとおり、2010、2014、2018のライジングサンではこの曲がすべて皆勤賞で演奏されることなった。

 

JOY TO THE WORLDのアカペラのオケが流れると、会場は何が起きているのかよく分からずに困惑した雰囲気に・・・そこから山下達郎の代名詞にもなっているクリスマスイブのイントロが流れると会場が一気に沸く。「真夏のメリークリスマス」と粋な計らい。この曲は実は夏フェスで演奏されるのは初めてだということ。

ワンマンのコンサートでもお客さんが喜んでくれるならそれでいい、とわかりやすい洋楽カバーやセルフカバーをセットリストに入れてくる山下達郎一流のファンサービスか。コンサートでも演出として使われているプロジェクションマッピングの簡易版がサンステージのスクリーンに映し出される。薄暗くなってくる時間帯、かつ霧のような雨が降り続いていたので、今が夏だということを忘れてしまうところだった。

真夏のクリスマスイブの余韻が続く中演奏されたのはBOMBER。この曲が演奏されたのはちょっとビックリ。というのもワンマンのセットリストに入っていなかったので。

この曲もライジングサン皆勤賞。間奏では山下達郎のベース!の掛け声でまずはベースのソロ。見た目からは想像もつかない(失礼)ファンキーなベースプレイに会場からは大歓声。続いて間髪入れずに佐橋佳幸のギターソロが。コンサートでもなかなか観られないくらいに会場を煽る。

 

続いては近年のコンサートに参加した人にはおなじみの硝子の少年、ハイティーン・ブギを連チャンで。会場のボルテージも一気に上がって合唱のようになっていた。おそらくこの曲が山下達郎の作曲だということをこの場で知った人も多かったのでは。

 

新品はプレ値になっちゃってるが、ベストアルバムの初回版ボーナスディスクで硝子の少年の山下達郎歌唱バージョンが聴けるので、ぜひ聴いて頂きたい。

硝子の少年の演奏後、ギターをお馴染みのブラウンテレキャスターからサンバーストのテレキャスターへ変更。ノイズが混じってしまうからとのこと。おそらくこれが原因で開演前のサウンドチェックで入念に確認していたんだろう。

 

アトムの子のイントロの演奏中に、コーラスメンバーにさっと加わった女性の影が。2010年でも飛び入りでコーラスに参加していた竹内まりやが今回も登場。おそらく後ろのブロックでは見えなかったと思うが、最前ブロックではしっかり様子が見えていたので、実はしっかり盛り上がっていた。アトムの子ではカットインで鉄腕アトムの歌を挿入。

改めてイントロで使われたLoveland,Islandをフルオケで演奏し、一旦バンドメンバー全員がステージ手前まで出て大きく礼をして挨拶。

時間的にもちょうどいいくらいだったのでそのまま終了かと思ったら、メンバーが全員再度楽器を持って、恋のブギウギトレインへ。コンサートでも見せていた山下達郎の超絶カッティングソロはライジングでもしっかり見せつけてくれた。

すっかり会場も暗くなり、2014年のライジングで観た深夜のアクトを思い出させた。

 

「体にはくれぐれもお気をつけください。ライジングは今回で3回目ですけれども、最年長でこれから何回来られるかわかりませんが、呼ばれればまた来ますので。」最後のMCに続いてのラストナンバーはお待ちかねのさよなら夏の日。

ライジングサンでこの曲を聴くと本当に夏が終わってしまうんだなあとノスタルジックな気持ちになる。自然発生的に発生したウェーブに合わせて山下達郎もウェーブをするというなかなか観られない光景を観ながら山下達郎のアクトが終了。

1時間の持ち時間だったけれど、気づけば開演から1時間はゆうに過ぎていた。

 

今年のライジングサンはサンステージでの出演ということもあり、2014年の出演時より、初出演時に近いみんながよく知っている曲を中心にセットリストを作成していた。

一緒に来ていた友人も、Twitterで見かけた人もみんなベストアクト候補に上げるくらい満足度が高いステージだった。

毎年山下達郎を待ってるのでぜひ来年も来て・・・